昔のヌード写真掲載された女性がグーグルに勝訴
プライバシー先進国のEUに行くとまたお話は違うのである。彼の地では「忘れられる権利」が尊重され、法整備が進んでいる。具体的には、サイトや検索サービスに自分に都合の悪い情報を削除してもらう権利である。きっかけとなったのは、ある女性がグーグルに勝訴した「画期的な判決」。昔撮ったヌード映像がネット上に載っているのを検索できないように求め、勝ったのである。
EUの議会に提出された「忘れられる権利」法案では、個人からの正当な要請があれば、検索サービスやサイトの管理者は情報を削除しなければならず、応じないと約5000万円もの罰金を科すといった内容になっているそうだ。
ボンド柳生
*NHKクローズアップ現代(2012年6月26日放送「『忘れられる権利』はネット社会を変えるか?」)