「ラジオ体操」といえば、小学生のころ、夏休みの早朝に公園に集められて強制的にやらされ、ちょっとサボってご近所の熱心な隣組おばさんの不興を買ったりした楽しい思い出ばかり――という人も少なくないだろう。
昨今はストレッチだのヨガだのピラティスだの、体操的なものにもいろいろオプションがあるはずだが、「スッキリ!!」によれば、ラジオ体操がいま大人の間で流行しているというのである。
ポイントは「自己流でやらない」「使う筋肉意識」「テキパキ動作」
温故知新、レトロブームといったところなのかなんなのか、なかでも美容に敏感な30~40代女性の注目を浴びており、「実はスゴイ! 大人のラジオ体操」なる本が書店の実用書で1位になるほどの人気だ。「ラジオ体操は究極のエクササイズ」と謳うこの本によると、ラジオ体操は効率よく全身運動ができ、有酸素運動と無酸素運動が両方でき、時間当たりのカロリー消費量が多いという利点があるそうな。
著者で整形外科医の中村格子氏は、自己流でやらない、使う筋肉を意識する、テキパキとやるの3点を注意点として挙げている。これを守れば、肩こり、腰痛の改善、脂肪燃焼、バストアップなどが期待できるという。
文
ボンド柳生