「次の選挙は消費税の賛成・反対が焦点。国民が増税阻止する番」
ここで反対票を投じた2人の民主党議員が登場した。山岡賢次・副代表と川内博史氏。きのうの結果をふまえて、何やら「戦勝ムード」いっぱいだ。これに、TBS政治部長の龍崎孝が加わった。
司会のみのもんた「前原さんの発言どう思います?」
龍崎「正しい部分もあるが、次の選挙のことだけではないでしょう」
山岡「前原先生らしい。国民の意思を確認するのが選挙なのだから、目先だけではない。(離党に関しては)最後の最後まで努力する。これだけ反対が出れば内閣は死に体ですから、やめましょうということもありうる。小沢さんは総理に会う意思はある」
みの「取り下げなんてありえますか」
龍崎「小沢さんは『最善の努力』というが、取り下げなどありえない」
川内「分裂状態ではない。結束のきっかけになる。与党議員がこれだけ反対に回ったというのは、国民の意思の反映だと思う」
山岡「政局にしたいと思っていない」(十分に政局だろうに)
川内「3党合意は国民に理解されていない。党を立て直す」
スタジオもあぜんとしている。山岡はさらに「今度の選挙は消費税の賛成・反対が焦点になる。われわれが権力をとれるとは思わない。国民の力によって(選挙で)増税を止めるしかない。それが正しい道」という。
みの「もしそういうことになったら、世界中からいわれるでしょう」
逢坂ユリ(資産運用コンサルタント)「どうやって財政再建するかというのがないと、株を売られる、債券を売られる、円を売られる。ハイパーインフレにもなりかねない。経済は大混乱になりますよ」
しかし、山岡は平然と「教科書にはそう書いてあるが、実際の政治は違う。円高とデフレがそう。絶対にそうはならない」と押し切ってしまった。選挙についても、「私たちは捨て石になる。国民に決めていただく」と民主党の政策をいくつも並べて、「まったくやられていない」と人ごとのように言う。やらなかった側に自分も入ってるのだろうに。やっぱり天敵を連れてこないとダメだ。