けさ26日(2012年6月)の「ニュースアップ!」コーナーは大阪の公務員の話題をふたつ取り上げた。ひとつは「あきれたバス職員の運賃着服」だ。大阪府高槻市の市営バスの職員3人が、約2年にわたり約2420万円着服していたとして、きのう25日に懲戒免職処分された。アナウンサーの小松靖が「運賃箱から抜き取っていました。初乗り運賃は210円。それが2420万円にも上りました」と伝えた。
料金箱から早朝・夜間に毎日抜き取り
運転手による運賃着服は今年1月に市が実施した事務処理の見直しの調査でわかった。運賃のデータと銀行へ入金した額に差額のあることが判明、調べたところ着服が発覚した。3人はほぼ毎日、早朝や夜間に抜き取っていたといい、運輸課の管理職員は1回あたり3万円程度で計600万円、運輸主任は1回あたり4~5000円で計1800万円、もう1人の運輸主任(53)も計20万円着服した疑いがもたれている。市ではこのほかにも多額の不明金があり、さらに調べることにしている。
城西国際大学非常勤講師の宮田佳代子は「考えられない」といいながら、「消費税増税で生活が苦しくなれば、こうした犯罪はもっと増えるのではないか」と消費税に絡めてコメントした。
文
一ツ石