消費増税あす採決「民主造反54人以上なら8月解散」「53人以下なら小沢新党」

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   おととい23日(2012年6月)に行なわれた沖縄の追悼式典で、野田首相は消費増税法案の造反組を説得するため「最後まで全力を尽くしていきます」と語った。週末は法案反対の小沢陣営と中間派議員への働きかけを競ったが、「みんな電話に出ないんだ」(岡田克也副総理)という状態だったらしい。

政治記者の反対予想「55±5」(TBS)、「54以下」(共同通信)

   週末に民主党議員の多くは選挙区で支持者の意見を聞いて歩いた。賛成・反対、意見はさまざまだ。議員はなかなか腹が決まらない。選挙の当落を考えると、反対して離党となった場合を秤にかけるのも無理もない。司会のみのもんたは「議員というのは自分の政治信条をどんとぶつけて、何人支持者が集まるかが普通の考えだと思うが……」という。

   今の時点での造反議員数はどれくらいか。TBS政治部長の龍崎孝と共同通信政治部次長の柿崎明二が取材結果を数字で出した。造反については、龍崎は「反対55±5、棄権・欠席10」、柿崎は「反対54以下、棄権・ 欠席は最大20」と見ている。そして、反対派はあすの衆院本会議採決までに、「処分される前に離党届け提出」(龍崎)、「採決前に離党届を出して、引き伸ばそうとするのではないか」(柿崎)。

   造反が54人を超えるようなら、龍崎も柿崎も 「8月解散」と見ている。柿崎は「法案をあげて、話し合いに近い解散」という。54人以下なら、龍崎は「8月総辞職(法案成立後)。代表を変えてあらためて選挙」。柿崎は「解散は秋から年明け」と見る。

   みのが「小沢さんは本当に離党届を預からせてくれといったんですか」と聞く。先週23日土曜日の情報番組「サタデーずまッと」(TBS系あさ5時45分)で、小沢グループの会合に出ていた東祥三、岡本英子両議員が「見てないし、自分はサインもしてない」と話していたからだ。「見てない」というのは、個別面談だったからだ。

   龍崎「言われた人と、言われなかった人があったようだ」

   柿崎「離党届を人に預けるというのは国会議員としてどうかなと思う。戦術としてはわかるが」

   龍崎「1年生議員は小沢さんの力で当選したと思ってますから、言われれば書いたかもしれない」

   では、いったいだれが「49人がサインした」と言ったのか。これまたおおいに生臭い話だ。小沢グループの議員には、差出人不明で小沢夫人が支持者に宛てたという手紙のコピーが送られてきたり、すでにかなり生臭い。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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