大型トラック2台路上駐車させ、クルーの数も機材の数も日本とはケタ違い
そんなニューヨークを歩いていると街のいたるところで、映画やドラマの撮影を見かける。東京でも撮影風景に出くわすことは多々あるが、なんといってもこちらは規模が違う。撮影クルーの人数しかり、使っている機材の数しかり。いったい何チェーン出ているのか…。頭の中で羽の生えたお金がヒラヒラと舞っていく。
旅の中で見かけた最も大規模な撮影隊は、世界中で旋風を巻き起こしている田舎の高校の合唱部のドラマを制作している会社のものだった。日本では宣伝用のトラックでたびたび使われている大型トラックを、さらにひと回り大きくしたような巨大なものに荷台を連結させている。それも2台を路上駐車させて撮影。日本では考えられないようなスケールである。これが当たり前のように行われている国、世界のエンターテインメントの中心、ニューヨークでわずか8公演だけというが、勝負に挑んだ彼女に改めて頭が下がる思いだ。
次回は今年のトニー賞で栄冠に輝いた舞台「ONCE」などのお話を。
モジョっこ