イネのセシウム汚染を防げ!福島・二本松で学者チーム取り組み

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水口にもみ殻敷いて濾過

   ゲスト出演した福島大の小山良太准教授は、「放射性物質が有機物から溶けだしたというのであれば、落ち葉や雑草を取り除く対処の仕方があり朗報と思う」と話す。実際、この汚染メカニズムの解明を受けて、汚染対策に取り組む農家がある。水口(みなくち)にもみ殻を詰めた網袋を敷き、有機物を入れないようにして濾過した水だけを水田に入れるのだという。

   小山准教授は「もみ殻を使うのは研究者チームとの対話の中から考えられた方法と思う。科学的な知見を実際に運用するには、こういうのがないとなかなか普及しない」という。研究チームの本格的な成果は道半ばだが、着実に進んでいることだけは確かなようだ。

モンブラン

NHKクローズアップ現代(2012年6月20日放送「『里山』汚染メカニズムを解明せよ~福島農業・2年目の模索~」

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