「五輪の旗手になると金メダルは取れない」
そんなジンクスのあるという。ロンドン五輪の旗手にレスリング女子の吉田沙保里選手(29)、 日本選手団主将に陸上男子やり投げの村上幸史選手(32)が決まった。キャスターの小倉智昭は「嫌なジンクスですが、吉田さんはそれを知っていて、『自分は先頭に立って旗を持つことに憧れていた。金メダルもとりますよ』と宣言してくれたそうですよ」と話す。
公式行事や選手村滞在で体調崩しがち
村上は2010年のアジア大会(中国・広州)で主将を務めながら金メダル、吉田は04年アテネ五輪、08年北京五輪の55キロ級で金メダリを取り、ロンドンで3連覇を狙っている。2人とも公式行事を消化するために、結団式から閉会式まで居続けないといけない。金メダルは取れないというジンクスが生まれるのも、その重責から体調を崩してしまうということなのだろうか。
心配する小倉は「2人とも出場する種目は後半で、とくに吉田さんの場合、仲間のレスリング選手が選手村に入る時期が違ってくる。練習のパートナーなどどうするのか。それを乗り切って、頑張って欲しい」と激励した。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト