まだまだあった「節電テク」ダウンアンペアで電気料金も大幅ダウン

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   節電の夏がやってきた。野田内閣は「国民生活を守る。大停電は回避しなければならない」と関西電力大飯原発の再稼働を強行したが、中谷文彦アナによると「原発が稼働してもしなくても、今後の電気料金は上がっていきます」という。まるで詐欺みたいな話で、「こうなったら俺はどんどん電気使っちゃう。節電なんてクソ食らえ」とやけを起こすオトーサンも出てきそうだが、7月から東京電力の電気料金が上がる。家計を考えればやっぱり節電。そのとき効果的なのが「ダウンアンペア」だ。契約アンペア数を下げるのである。10アンペア下げるごとに、北海道電力325・5円、東北電力315円、東京電力273円、中部電力273円、北陸電力231円、九州電力283・5円基本料金が下がる。

4人家族15アンペアで十分!1か月の電気料金1723円

   福井県の古石暁子さん宅は4人家族で、設置ブレーカーは15アンペアだ。それでも、テレビを付け、蛍光灯が点り、扇風機も回って電子レンジも飛ばない。「冷蔵庫は自動製氷機がありませんし、中型で電気消費の少ないタイプです。中身も整理して温度設定も弱にしました。その代り、洗濯機は大型にして、洗濯は2日に1回。電子レンジとオーブンを一緒に使わない事ですね」と話す。

   15アンペアの古石家では1か月の電気料金は1723円だ。同じくダウンアンペアした43世帯の7割が電気料金の節約に成功し、その中の5世帯は40%以上のも下がった。

   6人暮らしの定史子さん宅は、60アンペアを50アンペアに落した。50アンペアだと、家電製品をどれだけ1度に使用したらブレーカーが落ちるのか。電気ケトル、レンジ、ト-スター、食洗機、エアコンと使用してもまだ大丈夫。さらにテレビを付け、洗面所のドライヤーを付けたらブレーカーが落ちた。定さんは言う。「意外と使えるんですね。もっと早くやっておけばよかった、と思いますね」

電化製品にアンペア数メモ貼って足し算しながら使う

   中谷アナ「定さん宅は50アンペアにしてから1日に8円の差が出ました。1か月で使用料は3000円、基本料金合わせたら合計3300円が浮きました」

   節電アドバイザーの村井哲之氏がダウンアンペアのコツをこうアドバイスする。「家電品が単体で何アンペア使用するかを紙に書いて貼り付けます。そしてアンペア数が大きいオーブンや掃除機や衣類乾燥機などは同時には使用しないように注意します。30年前の家庭は15アンペア位でしたし、これで十分やってっていけるんですよ」

(磯G)

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