信者増え続け大量殺人の教え復活
このオウムの闇の部分が、今も後継団体であるアレフなどに受け繋がれ増殖しつつある。アレフの施設では松本死刑囚の写真が祭壇に飾られ、施設を出入りする信者は取材にも無言で、昔のオウムそのままだ。
紀藤弁護士「アレフは1995年当時のオウムに戻そうという原点回帰をここ2年ぐらい進めています。取材拒否はまさにそれを象徴している。オウムの活動は善行と信じ、外の人間は悪行を積んでいるので無間地獄に落ち、生まれ変わってもウジ虫以下だから殺してあげた方がいいとサリン事件を引き起こした。その教えを復活させようとしている」
キャスター小倉智昭「高橋容疑者の逮捕は、こうした信者にどんな影響が考えられるのでしょうか」
紀藤弁護士「サリン事件は風化していて、この4年間で500人も信者が増えている。17年間逃亡してきた高橋容疑者は褒められることはあっても、非難されることはないでしょう」
小倉が「ということは、これから(オウム死刑囚の)刑の執行があるたびに何か起こるのではという恐怖感を持たないといけないんじゃない」
共犯者である高橋逮捕で松本らの刑の執行は先延ばしになりそうだが、オウム死刑囚は13人いる。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト