東京・中野の超繁盛店「やっちゃん」親父 レバ刺し禁止に止まらない悪口雑言
最後に特別付録「安うま味酒覧」一席。今回は知る人ぞ知るレバ刺しなど絶品の内臓の刺身を食べさせる「やっちゃん」(中野区江古田)。この店は夕方6時15分開店だが、とてもじゃないがその時刻に行ったら入れない。かといって並べばいいのかというとそれもダメである。予約で一杯なのだ。
こちとら予約なしだったので30分前に入り口に並んでボンヤリしていると、オヤジの「やっちゃん」が「中に入ってていいよ。予約なし? それじゃ長くはダメだよ」といってくれる。何しろ「レバ刺し」が7月から食べられなくなるため、予約の電話は殺到するし取材の電話もかかりっぱなしで、電話を切ってしまったという。
座ってビールを頼むとすぐに生肉の盛り合わせが出てくる。もちろんレバーも新鮮なのがドドドーンとたっぷり入っている。部位はわからないが、新鮮な生肉をすり下ろしたニンニク醤油、おろし立てのわさび醤油でいただく。これ一品あれば酒の5、6合は呑める。
この大将、口も絶好調で、レバ刺しを禁止した厚労省への悪口雑言いいっぱなし。それから飛び火して、「うちへはテレビだ雑誌だ新聞だとかいっぱい食べに来るんだが、今度の件でどこも書いてくれないのはおかしいよ。集英社の島地勝彦もよく来ているのに、何にもいってくれない」
思わずクビを引っ込める。この盛り合わせと付け合わせのキャベツ、ビールと酒2合で締めて3500円也。こんなうめーものを禁止するたあ、厚労省! おかしくねぇか。