野田首相「大飯原発再稼働」守るのは国民の安全?電力会社の経営?

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「国民生活を守るため再稼働すべきだというのが私の判断だ」

   関西電力大飯原発3、4号機の再稼働について、野田首相は先週8日(2012年6月)、わざわざ記者会見を開いてこう語った。しかし、守ろうとしているのは電力会社の経営なんじゃないのか。

夏場限定提案も「生活守れない」と一蹴

   野田の再稼働表明を受けて10日におこなわれた福井県の原子力安全専門委員会では、一部の傍聴者が希望者全員の傍聴を求めて混乱し、会場を移して審議が行われた。野田、西川福井県知事、立地自治体のおおい町とは以心伝心というわけか、委員会は形だけで「安全性は妥当である」との結論を出した。

   また、大阪府や京都府、滋賀県が提案していた夏季限定の再稼働についても、野田は「夏場限定では国民の生活は守れません」と一蹴した。橋下大阪市長は「夏季に限定した大飯原発の再稼働でも、十分に関西の府県民の生活は守ることができる。野田首相が守ろうとしていることが本当に関西府県民の生活なのか、電力会社の経営、利益なのかそこらがちょっと分からない」と、とりあえず再稼働容認に転じたことは横に置いて批判した。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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