逃走資金は1700万円。防犯カメラかいくぐってどこへ
いまはむしろ高橋がスーパーで買った大型のキャリーバッグの方が目につくかも知れない。ただ、これも部屋にレシートがあってわかった。だが、これから逃げようとする男が、しかも防犯カメラに細心の注意を払う男がそんなミスをするものか。陽動作戦と思えなくもない。
テレビはとにもかくにも画像を伝え続けるしかない。顔写真の髪型を変えたりヒゲを付けたりしてモンタージュしてみせたはいいが、使ってる元の顔が「似てない」証明写真だった。何やってんだか。
司会のみのもんた「どこへいったんだ。だれかが支援している?」
菊地を匿ったとして逮捕された男性(41)は、高橋は旧紙幣で1700万円を持っていたといっている。教団からの逃走資金とみられるが、それを持って逃げているのかどうか。部屋にはチベット仏教の本や呪術の本が残されていたという。
地下鉄サリン事件の被害対策弁護団の中村裕二弁護士は、「まだオウムの本は持っているかもしれない。警察にまかせるだけでなく、情報提供していただけたら」という。中村弁護士によると、オウムをはじめ、長期間逃亡を続けた事件はすべて一般からの通報で解決しているという。それには、 顔写真がしっかりしてないといけないだろう。警視庁をもうちょっと近代化しないといけない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト