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改造内閣の目玉・森本防衛相「攻めるが勝ち」の略奪婚2回

   野田首相は消費税増税に政治生命を賭けるという悲壮な決意をあちこちで語っているが、このところ大新聞の論調も消費税増税やむなしから、世論調査で反対の声が多いことで、やや引いた論調が多くなっているような気がする。

   消費増税法案に自民が修正協議入りを決定し、公明も参加することになったが、すんなりいくとは思えない。「小沢一郎新党70人が決起する!」(サンデー毎日)という見方もあり、党内情勢さえも一寸先は闇だ。

   せっかく5閣僚の首をすげ替えて自民党にエールを送ったのだが、この新閣僚の評判もあまりよくない。野田が目玉として期待したサプライズ人事、森本敏拓殖大学大学院教授の防衛相就任だが、さっそく「週刊新潮」が「火種を残す『森本防衛相』に知られざる略奪婚2回」と、就任お祝いスキャンダルを見舞っている。

   「森本氏はこれまで3人の女性と結婚しており、2番目と3番目の奥さんは『略奪婚』なんです」(知人)という程度のものだが、グラビアでも2009年に現夫人と富士山を一望する箱根山腹の見晴台で「デート」する姿が掲載されているところを見ると、この御仁の女性問題はかなり以前から注目されていたようである。女房の尻の下に敷かれて防衛知識の欠片もなかった田中直紀前防衛相の次は、女性関係の複雑な防衛大臣では、国防を担う現場がどう思うのだろうかと心配にはなる。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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