寛仁ひげ殿下「不良の魅力」酒もタバコも高校生からやってたよ

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皇族でなかったら「政治家とか経済界の親分になりたかった。スキーの先生もいいかな」

   元テレビ朝日宮内庁担当記者の神田秀一が明かす。「徹子の部屋」に出演の時、テレ朝の車で一緒にスタジオに入った。その時、「黒柳さんが、寛仁さま、お酒をやめないと、あなた死んじゃうわよといった。寛仁さまはわかったよ、やめればいいんだろうとおっしゃったというんですね。でも、最後までおやめになることができなかったようですね」

   銀座のバーでもよく飲んだという。「外で護衛官や警視庁の人が、12時になっても出ていらっしゃらないと待っている。でも、ぼくはとっくに裏口から出て帰っているんだ、と面白がっていらっしゃいました」

   深夜放送のDJを務めたこともある。リスナーから「皇族でなかったら何になりたかったですか」という質問が寄せられた。皇族の身分を離れたいと意思表示をして波紋を呼んだことがあるが、質問には「政治家とか経済界の親分になりたかった。スキーの先生もいいかな」と答えている。

   がんに侵され16回の手術を受けるという闘病生活だったが、障害者福祉やスポーツ振興など多くの分野に力を尽くされた66年の生涯だった。

文   一ツ石
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