先日の金環日食と部分月食、きょう6日(2012年6月)は太陽の前を金星が横切る金星の太陽面通過という天体ショーが続いた。まあ、この日の東京は残念ながら雨天で、金星の太陽面通過が次に見られるのは105年後という。
「私たちはいろいろなことをわかって情報量がすごく増えていますが、自分たちの本当の足もとについてわかってないこともあるかもしれない。地球のことをもっと知っていくのは、生きていくためのひとつの教養かなと思います」
こう語るのは埼玉県草加市にある地球儀メーカー・渡辺教具製作所の渡辺美和子社長だ。博物館を併設したこの会社は創業70年以上の地球儀トップメーカーだ。
地図描かれた紙1枚1枚手で貼り付け
歌手の島谷ひとみがレポートした。「渡辺教具製作所の作る地球儀は、機械ではなく手貼りにこだわっています。地図の描かれた紙を職人さんが1枚1枚手で貼り合わせていきます。球体に紙を貼る作業は、すこしでもズレしまうと最後には合わないこともあるそうですが、地球儀から紙がはがれたというクレームは今までなかったそうです」
渡辺社長は「オリンピックのある年は地球儀がよく売れます。いろいろな国が参加しているので、その国がどこにあるのかを地球儀を見ながらテレビで観戦しているようです」と語る。
スタジオにいろいろな地球儀が登場した。真っ黒な地球儀を見て司会の羽鳥慎一「これは何?」
島谷「夜の地球儀です。どの国が明るいのか、豊かなのかが分かるようになっています」
羽鳥「日本も明るい。ヨーロッパも明るいね。どれくらいの値段がするの」
島谷は「受注生産なので90万円からだそうです」
地球儀の制作技術で日本は世界一なのだそうだ。