オウム真理教の元幹部でなお逃走中の高橋克也容疑者(54)の「背中が見えてきました」と司会のみのもんたは言う。一時は一緒にいたという菊地直子(40)の逮捕で、高橋の痕跡も次々に明らかにはなってきた。17年間の逃走の足取りは、1996年11月の所沢以来わからないままだったが、菊地の供述から06年頃までは川崎市内のアパートで同居していたことがわかった。
菊地逮捕翌日の銀行ATMや防犯カメラにバッチリ
菊地は7年前、高橋寛人容疑者(41)=犯人蔵匿容疑で逮捕=と同居するようになって別れた。高橋克也は同じアパートに住んでいたが、昨年12月に同じ川崎市内の別のアパートに移った。この間、建設会社に勤めていたが、アパートの契約も会社でも「櫻井信哉」という偽名を名乗っていた。
菊地の逮捕後は会社には姿を見せず、警察が「櫻井」名義の銀行口座を調べたところ、 菊地逮捕の翌4日(2012年6月)にATMから3回に分けて300万円近くの預金を引き出していたこともわかった。同時に、川崎駅近辺で複数の防犯カメラに高橋らしい映像が写っていたという。
高橋の容姿はいまどうなっているのか。みのは手配写真と現在の想像図を指して、「これが平成5年、そして今のイメージ、へぇー」という。全然似ていない。想像図だって正しいかどうかわからないが、身近に見ていた人の証言があるのだから、警察は新たなモンタージュを作っているはずだし、ATMや防犯カメラの映像もある。ところがこれを公表していない。
みの「なぜ公開しない?」
若狭勝(弁護士)「警察だけでいけるということでしょう」
みの「想像図じゃなくて、新しい顔を報道したいですよ」
若狭「逆に追い込んでいる可能性もある。ただ、逃すと何やってるんだといわれる可能性がある」