菊地直子「愛の逃亡生活」?ふざけちゃ困る!サリン被害者はいまも苦悶

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世間の目欺くための「カップル潜伏」が次第に…

   こうした17年の逃亡生活がピアノの調べにのせて語られる。所太郎によると、当時、オウム真理教の逃走犯は男女カップルで行動するのが原則だった。1人ずつより世間の目を欺きやすいからだ。当初は方便だったその逃走スタイルだが、「それが次第にさまざまな人間模様を描き出した」という。オウム事件に詳しい参院議員の有田芳生は、「逃走犯の心理として、日常的に心を許せる人が身近にいたことが、逃走の大きな支えになったと思う」と語る。

   月刊誌『ゲーテ』編集長の舘野晴彦はこれに対して、「ピアノの演奏とともに17年間の逃亡生活についてのナレーションを聞くと、どんな人生だったのだろうかといろいろ考えてしまうが、サリン事件で苦しんでいる方はまだいらっしゃるということを忘れてはいけない」と、肝心要の指摘をした。司会の赤江珠緒も「被害者の方への謝罪もまだない」。事件の解明はまだまだこれからだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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