輿石東の腹の中「秋の代表選で小沢体制。それから総選挙」
「朝ズバッ!」もホントの関心事は改造の先だった。改造はいわば「首相がボールを自民党に投げた状態」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)。首相は消費増税法案審議に「(21日までの)今会期中に全力を尽くす。野党との政党間協議をお願いしたい」と語っている。小沢元代表との会談が物別れになった結果でもある。
さあ、これを自民党がどう受けるかだ。それと、政党間協議を仕切る輿石幹事長が動かないことだ。引き延ばして秋の代表選まで引っぱり、できれば小沢体制で来年の選挙というのが本音だから、「21日まで」という首相とはどこかでぶつかる。それがわからないと、自民も受けられない状況だ。
司会のみのもんた「ひとつだけ言えるのは、いま国民の関心がウワッと集まっていること」と嬉しそうだ。与良正男(毎日新聞論説委員)の解説では、首相は「21日まで」といったが、G20があるので、採決は15日くらいまでにとなる。それまでに自民との協議ができるのか、それとも寝ちゃってる輿石幹事長がどうとかこうとか。与良は「きのうの会見聞いたが、覚悟とか決意が伝わらない。小泉さんの郵政解散のような、 国民に聞くことを恐れない覚悟が…」「命をかけないと国民には伝わりませんよ」という。そこだけはよくわかった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト