NHK大河ドラマ「平清盛」の22話(2012年6月3日放送)が、ドラマの舞台となっている京都や兵庫を含む関西地区で視聴率9・2%とついに10%を切ってしまった。関東地区は11・0%だった。「平清盛」はスタート時から低空飛行を続け、テレビ関係者の間では「ひとケタ台転落は時間の問題」と言われてきたが、この日はよる7時からテレビ朝日系でサッカーワールド杯ブラジル大会アジア最終予選「日本×オマーン」戦が放送され、完全に食われてしまった。サッカーの視聴率は関東地区で平均31・1%、瞬間最高視聴率は36・6%だった。
NHK大河ドラマで視聴率が関西で1ケタとなったのは1994年の「花の乱」以来だという。「花の乱」は全話平均で14・4%だったが、「平清盛」は22話まででこれを下回り14・0%だ。(テレビウォッチ編集部)