「共同通信と毎日新聞の登場です」と司会のみのもんたが茶化した。「乾坤一擲・一期一会会談」が物別れに終わった野田首相がこれからどう動くのか、毎日新聞論説委員の与良正男と共同通信編集委員・柿崎明二が探った。
問責大臣更迭、マニフェスト撤回、解散・総選挙約束
きのう31日(2012年5月)に開かれた小沢グループの会合で、小沢一郎・元民主党代表は「国民の理解と支持はわたしたちにある」と語った。井上貴博アナウンサーは「民主党は野党に消費税増税法案の修正協議を呼びかけています」と伝え、みのは「これは軸足を自民党に移したということですか」
与良「どうやら野田さんは小沢さんに見切りをつけたようです」
柿崎「今後、急速な小沢離れが進むでしょう」
井上は「修正協議に応じる条件として、自民党は問責大臣の更迭と衆議院の解散・総選挙の約束、政権交代マニフェストの撤回の3条件を出しています」
みの「マニフェストの撤回なんてできるの」
与良「自民党が強くこだわっているのは、マニフェストの中でも最低保障年金制度です。これだけは何としても撤回させたいと考えています」
民主党内は法案採決先送りモード
柿崎「民主党の雰囲気として、法案の先送りモードに入っている。自民党の協力を得て法案を可決・成立させたら、次の選挙を戦えなくなると考えている議員が多いんです」
みの「法案の採決を強行すれば、民主党離れはますます進むでしょう。輿石幹事長は何を考えているのでしょう」
与良「その日を乗り切れればいい。亀裂が入っても党の分裂もなく、その日が無事に終わればと考えているようです」
柿崎「法案の先送りです。いかにして法案の先送りを首相に呑ませるか。その一点だと思います」と答えた。