麻薬Gメン「沢尻エリカに重大な関心」大麻だけじゃない依存症

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高城剛「TBSは薬物問題知っていたはずなのになぜか起用」

   さらに文春は重大な疑惑を提起している。それは「TBSは薬物を認識していた」ということである。エリカは09年に「スターダスト」をクビになり、ヒロイン役に内定していた映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を降板させられるのだが、その制作委員会にTBSも名を連ねていた。高城は、当時の制作委員会の人間から、TBSにも薬物検査の結果が「スターダスト」から伝えられていると、ハッキリ聞いているというのである。

「なぜ、ヤマトでエリカを降ろしたTBSが、エリカを再びドラマ(「悪女について」=筆者注)に起用するのか。薬物問題はどうパスしたのか。理解できません。エイベックス、スターダスト、TBSなどのメディア、そして取り巻きのクリエイターたち‥‥。エリカの薬物を認識する人は複数います。それを見て見ぬ振りを決め込み、握り潰し、夫を黙らせようとする。
   そして、エリカの弱みを握り、裸にして、カネにしようというのが、このたびの離婚騒動に隠された真相なのです」(高城)

   大芸能プロやTBSを巻き込んだスキャンダルだが、「エイベックス」や「スターダスト」に恐れをなしたか、このことを一部の夕刊紙を除いて、ほとんどの新聞、テレビが取り上げることはなかった。

   文春は厚労省の現役麻薬Gメンに「重大な関心をもっている」と語らせている。星薬科大学の鈴木勉教授は「よく、『大麻はタバコより害がない』という声を聞きますが、大麻の『精神的な依存性』はタバコのニコチンよりかなり強い。大麻は『ゲートウェイ・ドラッグ』とも呼ばれ、合成麻薬など他の薬物に繋がる可能性が非常に高く、幻覚が見える・眠気に襲われるなどの作用があります」

   大麻所持の公訴期間は5年だから、今回のケースで時効は成立していない。7月に映画「ヘルタースケルター」が封切り予定だが、この大騒動、どこまで行くのだろうか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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