高収入と思しき芸能人の親が生活保護を受けていた。一部の国会議員も熱狂的に追及するこの国家的問題に、第2幕があった。次長課長の河本準一に続いて、キングコングの梶原雄太に「不正受給疑惑」が持ち上がったのである。
きのう30日(2012年5月)、梶原の緊急会見が開かれると、「とくダネ!」はその映像を大々的にトップに持ってきた。それによると、梶原は母親の生活保護が不正受給とは考えていない。「母親が現状のことを嘘をつかずに、(行政側に)すべて提出した」上で受給したものである。気になる高収入についても、「世間のみなさんは、おカネをたくさんもらっていて、どうして母親を保護できないんだと思われるだろうが、正直なところ、本当にギリギリなところがあった」と話した。
「親族のトラブルがあり、家を担保にしてお金を借りていた」
会見に先だって、梶原は母親が住む家(梶原名義だという)のローンを月に40~50万円払っていたなどと伝えられており、ローンを40万円も払って母親を養えないというのはおかしいのであった、カネがないなら物件を処分するなり、担保にしてカネを借りて母親を養えといった指摘も一部で盛り上がっていた。
これについては、「親族のトラブルがあり、家を担保にしてお金を借りていた。そのため家を売ったり、ローンを組んだりできない状況だった」と説明した。
VTRが終わると、司会の小倉智昭が口を開いた。「まあ、ご覧になってるみなさんのなかには『甘いんじゃないの』とか『やむをえなかったんじゃない』とか、いろいろな声があると思いますけどね」などと話し、歯切れはよろしくなかった。