野田会談で見せた「いつもと違う小沢一郎」追い詰められた焦りか

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会談時間オーバー、会見…滅多にないことの連続

   会談は当初、1時間の予定だったが30分オーバー。この点について金井辰樹(東京新聞政治部次長)の分析はこうだ。

「物別れに終わることは予想されていた。ただ、珍しいことは、小沢氏が1時間半にもおよぶ会談をしたこと。その気になれば10分や15分で席を立てたはず。それと、会談後にみずからテレビカメラの前に立ったこと。これは滅多にないことです。
これまで数の論理で永田町に君臨してきた小沢さんがこのような行動に出たことは、別の見方をすれば、追い詰められている証しです」

   野田の腹の内は、自民党と二人三脚で「消費増税法案」の今国会成立だ。小沢との物別れは織り込み済みで、きのうの会談は「党内融和の努力はしました」という演出のためのセレモニーだろう。この次に、問責2大臣のクビを差し出して民自公賛成で法案成立という段取りですすんでいる。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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