きのう30日(2012年5月)に行われた野田首相と小沢一郎・元民主党代表の会談は、野田は消費増税法案への協力を要請し、小沢は現段階では賛成できないと物別れで終わった。司会のみのもんたは「野田首相が小沢氏と話し合うのは首相就任以来。でも、いまさら会談したところで折り合わないのは分かっていたはず。なぜ会談に臨んだのでしょうか」と言う。
「反対のための反対」で存在アピール
コメンテーターの北川正恭(早稲田大学大学院教授)は「首相はどれほどの覚悟を持って望んだのか。本来ならば、昨年の段階でやるべきだった。政権交代時のマニフェストが守れないことが明白なのに、国民への謝罪もなく党内融和をはかろうというのは、国民をますます民主党から離れさすことにしかならない」と語った。
小松成美(ノンフィクション作家)は違った見方をした。「きのうの会談後の会見を見ると、小沢さんの言動は反対のための反対としか思えない。首相と対立していることを国民の前で明らかにする狙いがあったような感じがする」
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト