プロ野球つまらない!ホームラン出ず大逆転ゼロ…犯人は「統一球」

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   「ボクはいま西武ライオンズが最下位だから、そう思ってるのではなく――」。小倉智昭キャスターがマイオピニオンを切り出した。「このところ、プロ野球がつまらないんですよ」

   西武ライオンズの最下位と野球がつまらないこととの関係が、余所者にはよくわからないかもしれないが、「とくダネ!」視聴者には野球ツウ・オグラが西武ファンであることは常識中の常識である。

   オグラにとって野球がつまらないのは、西武の体たらくのせいではなく、打者の打ったボールが飛ばず、投高打低で、一発逆転が減ったからである。

「飛ばないボールにストライクゾーン拡大」で投手有利

   以前のプロ野球では、チーム(ホーム球場)ごとに使用するボールが違ったが、「飛ぶボール」を使うチームが多く、ホームランが量産されてホームランの価値が下がってしまった。点が入りすぎて野球が大味でつまらない――といった批判があった。そうした経緯もあり、昨シーズン(2011年)からは、野球の本場である米国や国際試合のボールの飛び方に近いとされる「飛ばないボール」に統一された。それに加え、今季はストライクゾーンが広くなったと言われ、ますます投手が有利になったとされている。

   オグラが引いてきた「デイリースポーツ」の「プロ野球 面白い?」なる記事によると、打率、ホームラン、得点は10年から下がり続けている一方、今年は防御率1点台の投手が量産されているという。セ・リーグでは、4点差以上を逆転して勝った試合が2010年は15試合、11年は6試合あったが、今年はシーズンの3分の1ほどの試合を消化した現時点でゼロだそうである。このままいくと、セの逆転勝利ゲームは昨年から半減する計算のようだ。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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