中国そっくりテーマパーク―パクリだけじゃない!輸出も始めた!

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   中国がどこかで見たことがあるそっくりなテーマパークの輸出に取り組んでいる。「ニュースアップ」コーナーで小松靖アナが「そっくりなテーマパークでびっくりしますよ」と取り上げた。

   中国安徽省に2007年から開業しているテーマパーク「方特歓楽世界」は、岩山の中を走り回るジェットコースター、カクレクマノミにそっくりな熱帯魚風キャラクター、人魚姫の貝のお城、ジェラシックパークそっくりの怪獣たち…と何でもありの巨大テーマパークである。

   255億円かけてここを建設し運営している会社の幹部は、「確かにディズニーに似ています。見学に行ったこともあります」と悪びれた様子はない。

新華社通信「われわれは世界第2位のテーマパーク輸出国」

   ところが、真似だけではなかった。このそっくりテーマパークをイラン、ウクライナ、カタール、南アフリカの4か国に輸出するというのである。一部はすでに建設中で、中国・新華社通信は「アメリカに次ぐ世界2番目の大型テーマパーク輸出国になった」と自画自賛する。くだんの運営会社幹部は「われわれは中国文化を取り入れているし、ジェットコースターの曲がる角度も自分たちで設計している。ディズニーのやり方をそのまま持ってくるはずないじゃないですか。全部独自のオリジナルです」と開き直っている。

   中国から輸入したイランの高校生は電話取材にこんな印象を語った。「この街には見たことないほどの大きな建物を建設中です。どうせならディズニーを建てて欲しい。本物がいい」

細部を微妙に変えて「猿真似じゃないよ」

   なぜ訴えられないのか。イアット国際特許業務法人の渡辺秀治弁理士は「かつては猿真似というものだったが、最近は本質はほとんど同じでも(著作権に)侵害しないようにしている」と巧妙化を指摘する。

   カリスマ主婦モデルの前田典子「見たことあるのがいっぱいありますね。輸出するほうもする方ですが、輸入するほうもどうかな」

   元共同通信記者の青木理は「中国はもはや開発途上じゃない大国なんだから、もうちょっときちんとして欲しい」と訝った。

文   モンブラン
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