スペインでも愛人男らとマリファナパーティー
「平成21年9月10日に本人の同意のもと薬物検査をしたところ大麻について陽性反応が示され、本人は大麻使用の事実を認めた上で、今後大麻の使用を止めることはできない旨を表明したことなどが、専属契約の第9条に該当することによるものです」
これは「週刊文春」の巻頭特集「衝撃スクープ 沢尻エリカは大麻中毒」の中にある、沢尻の前所属事務所が彼女を契約解除した理由の一つに挙げている項目である。
沢尻(26)が5年ぶりにスクリーン復帰を果たした「ヘルタースケルター」(蜷川実花監督・7月14日公開予定)は、過激なセックスシーンもふんだんにあることから、前評判は上々だった。しかし、彼女が体調不良を理由にPR活動を突然休止したことで、また彼女のワガママが始まったと喧しかったが、これも宣伝活動のための話題づくりではないかといわれていたのだ。だが文春は、沢尻の「病状」は予想以上に深刻で、それも原因は大麻にあるのではないかと、先の契約解除通知書を公表したから、騒動はさらに大きなものになることは間違いないだろう。
沢尻が夫の高城剛とスペインに行っていたとき、「大麻インストラクター」と称する男と付き合い、大麻パーティに参加していたことなどを、その男(セルジオ)から聞き出している。男は沢尻がマリファナに詳しく、「アイソレート」というオランダのハシシ(大麻樹脂)のこともよく知っていたと話している。
彼女の前の所属事務所は、俳優の押尾学や酒井法子が覚せい剤取締法違反で逮捕、検挙されたために、事務所をあげて所属タレントの薬物検査を実施し、沢尻が大麻常習者だとわかって契約解除したというのである。酒井法子(41)が、後見人の建設会社会長が今月20日に死亡していたことが分かり、久しぶりにテレビに出て心境を語っていたが、この記事を読んでどう思うのだろうか。
このところ文春の元気のよさが目立つ。前号では「松井一郎大阪府知事 裏口入学を告発する!」「野田聖子『奇跡の出産』の陰で献身夫『裏切りの二股愛』」「『報道2001』吉田恵と『トイレの神様』プロデューサーの不倫現場」と3本もスクープを放ったが、今週の沢尻エリカの記事も文春ならではのインパクトの大きい記事である。
文春の元気のよさは部数にもはっきり出ている。11年の下半期(7月~12月)の部数調査(ABCランキング)が発表された。文春は約49万部、前期比103.24%でトップを維持している。2位の「週刊現代」が約43万部で伸び率は112.7%と大きいが、まだ6万部の差をつけられている。3位が「週刊新潮」で約39万部、「週刊ポスト」は110.31%と伸びてはいるが、約33万部と3誌に水をあけられている。6月1日(2012年)に、部数が低迷していた現代を大きく伸ばした鈴木章一編集長が交代して藤田康雄編集長になるそうである。
ちなみに、「フライデー」は約19万部で103.51%、「週刊アサヒ芸能」が122.62%と大きく延ばして約12万部。「週刊朝日」は約13万部で89.31%、「サンデー毎日」は約7万部、86.8%と大きく部数を落としている。