きのう23日(2012年5月)に行なわれたYU-Aのニューアルバム「DREAM」の発売イベントに南海キャンディーズが登場した。 しずちゃん・山崎静代(33)がキャンディーズで登場するのは1か月半ぶりだ。アルバムの中の「Hey Ladies!」がシズちゃんへの応援歌で、ボクシングの映像が使われている。
「応援ソングをどう思いますか」と聞かれて、「やっぱりうれしいですね。応援歌なんて初めて。それだけ私が魅力があるのかなって」。これに山ちゃんが「打たれ過ぎたのか?試合で」と突っ込みを入れたもんだから、しずちゃんが1発食らわせるシーンもあった。
北京大会・2回戦完勝で各国選手「ヤマザキマーク」
そのしずちゃんが4年間ともに歩んできた梅津正彦トレーナーも登場した。
司会の加藤浩次「世界で1勝したってのは、すごい」
キャスターのテリー伊藤「記録に残りますから。オレたち死んでも残る」
加藤「こんなことになるとは思ってなかったでしょ。どういう心理?」
しずちゃん「ロンドン五輪で種目になるというのが…」
梅津トレーナーとの出会いは2008年6月で、ボクシングがテーマのドラマで演技指導を受けたことだった。はじめは健康のためにボクシングをしていたのだが、昨年5月にオリンピックの強化メンバーになってからがらりと変わった。1日に6時間、ロケ先でもトレーニングは欠かさず、二人三脚で励んできた。今年2月には全日本選手権で優勝。しかし、その直前に梅津がガンの告知を受けたが、入院を先送りにしてオリンピックを目指してきた。うまくいかず涙を流すしずちゃんに、「泣いたってうまくならないよ」という映像もあった。しかし、先の世界選手権(中国)で3回戦突破はならなかった。
成田空港での会見では「エピソード1、2は終わった。3をどうするか」と笑っていたしずちゃんだが、試合後はトイレで号泣していた。廊下にうずくまるしずちゃんを、梅津が「オレの作戦ミスだ」と慰める映像もあった。梅津は「中国で1勝したあと、各国の監督がヤマザキをマークしていた」という。
加藤「あの怪物は何だと」(笑い)
テリー「最初は子どもみたいなボクシングだったけど、2回戦はすごかった」
加藤「どのへんで変わりました?」
梅津「現地(中国)へ入ってからですね」
加藤「エーッ、どう変わったの」
梅津「メンタルです。それまではぼろぼろ泣いたり、カベに頭ぶつけたり。それが現地へ入ったら、練習見てても『これがしずなのか』と変わった」
しずちゃん「それまで葛藤があったのが、中国へ入ったら開き直れた。でも、負けたのは自分を出す前だったから、もう悔しくて」