電車や飛行機などならともかく、エレベーターも強風で止まる――とは、なかなか思いもよらない。昨日22日(2012年5月)開業した東京スカイツリーで、450メートル地点の展望台「天望回廊」と350メートルの第一展望台を結ぶエレベーター2基が強風のために運転を停止した。今後ツリーに上る人は、天気だけでなく、風とエレベーターの心配もしなければならなくなった。
「下りたい」とむずる子ども。「帰りの飛行機に間に合わない!」
昨日の運転停止は運営側による運転見合わせで、機械の故障などではないという。エレベーター内に取り残された人などはいなかったが、下の人は上に上れず、上の人は降りられず――。
「200人近い人が天望回廊に取り残された」と田中良幸リポーター。取り残された人の話を聞いたところ、「子どもがもう下りたいと声を上げたり、飛行機に間に合わないなどの声が飛びかう状態」だったという。
番組司会の小倉智昭は「災害とかで一番上に取り残された場合、非常食とか用意してあるんだろうか」と、「天望回廊」が天空の孤島となる可能性を気にかけていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト