きょう22日(2012年5月)は東京スカイツリー開業の日だが、なぜ開業日がきょうになったのか。「けさ単!」コーナーでそのわけを調べた。スカイツリーの広報担当者によると、計画時から2012年春の開業を目標に工事を行ってきたが、具体的な日取りとしては、ゴールデンウイークや土日は混雑する、6月は梅雨に入るので避けるということで、ゴールデンウイーク明けの5月に絞られた。
そして、お目出度いことだから、大安でなければいけない。カレンダーをみると、5月の大安は5日(土)、11日(金)、17日(木)、22日(火)、28日(月)の5回あるが、11日(金)と17日(木)は週末に近いので外した。28日も月末ということでやめ、結局22日になった。
大安吉日と初日の雨
コメンテーターの三屋裕子(スポーツプロデューサー)「金環日食を避けたんじゃないの」
井上貴博アナ「そういうわけではないそうです」。井上はこれに終わらず、「ニッポン新名所・初日物語」と題して、歴史をさかのぼり今も残る著名な建築物のオープニングセレモニーの模様を伝える。まず、752年5月26日(旧暦4月9日)の奈良の大仏の開眼式。インドの高僧が筆入れをし、時の天皇、孝謙天皇ほかインドや中国を含め1万人が招待された。見たこともない巨大建築物に招待客以外にも無数の見物客が集まったという。
1882年(明治15年)3月20日(月)は上野動物園の開園式で、明治天皇も出席した。東京タワーは1958年(昭和33年)12月23日(火)に完工式が行われ、テープカットをしたのは着物を着た2人の女の子だった。
井上「みのさん、なぜ少女だったかわかりますか」。
みの「えーっ?」
井上「当時の社長と会長のお孫さんが行ったということです」
高松宮殿下ほか5600人が出席した。一般公開は翌日のクリスマスイブから始まり、初日は約2万人が訪れた。東京スカイツリーと共通点があるというが、それは当日の雨と大安。
きのうの金環日食、きょうのスカイツリー開業と高い空のイベントが続いた。コメンテーターの内野雅一(毎日新聞編集委員)がさり気なく、「うつむきかげんの日本が空を見上げるっていうのはいいですよね」というと、司会のみのもんた「うまいねえ、うまくまとめたねえ」と感心しきり。日ごろ真面目なコメントの多い内野に一本取られた。