日本の各地でけさ21日(2012年5月)7時半ごろに見られた金環日食では、動物の「異常行動」も注目の的であった。なんでも1984年に米国で金環日食があったときには、チンパンジーがおびえるなどの行動が観察されていたそうで。
動物園側は「とくに異常ということはありません」
よこはま動物園ズーラシアは、金環日食とともに動物を観察する趣旨で特別に早くから開園。番組もリポーターを送り込んだ。すると、カンガルーが駆けだしたり、ケンカしたり、いつもなら11時にプールに入る象が金環日食の最中にプールに入るなど、異常とも思える行動が見られたという。が、園側ではとくに明確な異常とは捉えてないという。
番組司会の小倉智昭は、かりに動物が異常な行動をとったとしても、それは人間が多数集まり、金環日食を見て騒いだせいかもしれないと指摘。約30年前の報告についても、「本当に金環日食でそうなったのか。動物とは話せないし、(真意は)誰にもわからない。地震の前に動物が騒ぐというのと似ているのでは」などと疑問を投げかけた。
そんなミスバスター・オグラに対して、コメンテイターの真鍋かをりは「今日は金環日食で新月でもあるから、なんらかのパワーがあるかもしれない」と月の神秘的な力に関心を示していた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト