ホルムアルデヒド水道どこから?浄水場の塩素と化学物質反応か

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   「給水場までの道は大渋滞。水を汲むのに2時間もかかりました」と住民はウンザリ顔だ。利根川水系の浄水場で水道水から国の基準(1リットル当たり0.08ミリグラム)を超える化学物質ホルムアルデヒドが検出され、野田、柏、流山、我孫子、八千代の5市で史上空前の約35万世帯が配水停止・断水となった。断水はきのう20日に解除され配水が再開されたが、どこから流れ込んだのか未だ不明だ。

合成樹脂の接着剤などに使用

   井上貴博アナがホルムアルデヒドが人体に及ぼす影響を説明した。「通常は合成樹脂の接着剤などとして使われています。しかし、人体に入ればハウスシックの原因となるなど、悪影響を及ぼします」

   司会のみのもんた「なぜ、そんな危ないものが浄水場に流れ込んできたのだろう」

   井上「利根川上流にある工場からの廃液ではないかと見られています。しかし、その原因は分かっていません。現在も調査中です」

   富山大学の田口茂客員教授によると、「上流から流れて来た化学物質が浄水場の飲料水にするための塩素と化学反応を起こし、ホルムアルデヒドが発生したのではないかと思われます」という。コメンテーターの八塩圭子(学習院大学特別客員教授)は「早く見つかって良かった。知らないで水道水を飲んでいたら大変なことになった。また起こるかもしれない。一刻も早く、原因を特定して欲しい」と話す。

   みの「私たちの周りにはさまざまな危険がある。水道水もその一つ。水道だからといって安心はできない」

   塩素に反応する化学物質にはどんなものがあるのか。肝心なところが取材不足だった。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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