サボテンの葉に巣くエンジンムシから抽出
天然成分由来といわれるが、原料はなにか。サボテンの葉に巣食う「エンジンムシ」と呼ばれるカイガラ虫の一種で、南米ペルーでは養殖もされている。ただ、エンジンムシ自体が悪いのではなく、虫に含まれる蛋白質がアレルギー症状を起こす。この着色料を扱うメーカーは現在、悪さをする蛋白質を精製の過程で完全に除去する研究を進めている。
司会の羽鳥慎一「『コチニール』と表記されているからダメというわけではありません」と念を押す。消費者庁も「食べないようにして下さいというわけではなく、症状が出たときのために知っておいて欲しい」と、風評が広がるのを怖がってか何やら抑え気味のコメントをする。
しかし、知ってしまえばこの着色料を使っているピンク系の食品を控えないわけにもいかない。作家の立花胡桃も「衝撃!ピンクをちょっとだけ疑ってしまう」とまぜっ返していた。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト