橋下「入れ墨を除去するか配置転換」
調査のきっかけは、今年2月、児童福祉施設の職員が児童に入れ墨を見せて恫喝するという事件が起きたことだった。橋下は市民と接触する機会のある職員について、入れ墨を除去するか配置転換する方針を示した。市では職員の人権に配慮しながらルールをつくるという。
ヤクザのお兄さんを思わせる「くりからもんもん」とファッション感覚の「タトゥ―」とでは大分印象が違うが、公務員の入れ墨を好感を持って受け入れる人は多くはないだろう。
橋下との連携が取り沙汰されている東京都の石原慎太郎知事に聞くと、「まあ、ねえ、人の価値観の問題だけどね。入れ墨については、ちょっと私はね」と笑っていた。人によって判断が分かれるところで、元知事で早大大学院教授の北川正恭や新聞社の政治部次長をつとめる金井辰樹、ノンフィクション作家の小松成美らコメンテーターはどう思っているのか、意見や感想を聞くのかと思ったが、司会役のアナウンサー井上貴博は何のコメントも求めず、次の話題に移った。
文
一ツ石