鳩山元首相まだ言ってる「普天間は最低でも県外」沖縄返還40年

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   沖縄県はきのう5月15日(2012年)に本土復帰から40年を迎えた。記念式典が宜野湾市で行われ、出席した野田首相と鳩山元首相の発言が論議を呼んでいる。

   野田は米軍普天間飛行場の移設問題に触れ「普天間の固定化はあってはならないことだ」と話した。コメンテーターの若狭勝(元東京地検特捜部副部長・弁護士)は「この程度のことなら誰でも言える。いわばお題目。中身がない」と切り捨てた。逢坂ユリ(資産運用コンサルタント)も「沖縄は3k産業だといわれている。基地に観光、公共事業。新しい産業をどう興すのか。きのうの挨拶からはその方向性が見えてこない」と批判した。「朝ズバッ!」が注目したのは、鳩山発言の方だった。

「沖縄の皆様には多大なご迷惑をおかけしましたが…」

   記念式典前の講演会で鳩山は、県外移設を打ち出しながら頓挫した経緯を説明し、「沖縄の皆様には多大なご迷惑をおかけした」と謝罪した。そして、「いまでも最低でも県外だと考えている。それができなければ、皆様の気持ちを十分に理解したとは言えない」と言い出したのだ。若狭は「今さらよくそんなことが言えるものだ」と苦笑する。

   片山善博(前総務相)「県外移設を言い出したときに、どれだけの見通しがあったのだろうか。政治家と夢想家は違う。何の根拠もなく言い出したのなら、それだけ責任は重い」

   代役司会の井上貴博アナ「県外移設を打ち出したとき、他の自治体が自分の所で引き受けましょうと手を上げて欲しかったとも、鳩山さんは語っています」

   逢坂「自分の所だけはいやだというのは共通した心理。そこをどうするかが政治と政治家の役割ではないのか」

   たしかに、政治家の役割かもしれないが、コメンテーター陣に「じゃあ、うちの街に」という覚悟はあるのだろうか。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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