東電 渋る資産売却、急ぐ値上げ―身を切らず社員「天下り先」確保?

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3兆5000億円の公的資金注入も税金

   コメンテーターの前田典子(主婦モデル)がこう怒りを爆発させた。「値上げは権利という社長ですから、3兆5000億円の公的資金注入も権利なのかもしれませんね。総括原価方式でこういう箱モノの建築費や維持費も電気料金に組み込まれ、しかも公的資金注入は私たちの税金じゃないですか。ダブルで支払わされている。それなのにやることをやっていない」

   青木理(元共同通信記者)も「つくづく思うのは、破たん処理しなかったこと。今からでも遅くはない」と話す。資産処理を遅らせているのは社員の天下り先確保ではという声も出ているという。

   ただ、気になったのは番組リポーターが「32年ぶり値上げ」と発言していること。東電が原油代の値上げで頻繁に料金を引き上げているのは、値上げではないのか。普通の企業は原材料の値上がりを製品価格には反映させないよう努力する。それが経営者の努力なのだが、円高メリットを受けても値下げしたという話すら聞かない。

文   モンブラン
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