母親は全日本10回優勝の米倉よし子選手
平成元年生まれ。両親もバドミントン選手だった。とくに母親のよし子(旧姓・米倉よし子)は、全日本総合選手権で10回優勝している実力者。その母親に練習場に付き合わされ、2歳からバドミントンを始めた。哺乳ビンより先にラケットを持たされた感じだが、母親から技術指導を受けたことはなく、すべて見て覚える独学だった。
元バドミントン日本代表で、練習場にやってきた田児のオムツを替えたこともあるという陣内貴美子は、「ケン坊のフォームは3歳から全日本クラスでした。同じフォームからいろんなショットが打てるんですよ。今の日本でそういう選手はないですね」と話す。
そんなことができるのは、手首の使い方が巧みだからだ。振り降ろすショットが同じ軌道でも、手首のひねり方でシャトルコック(コルクに羽根をつけたもの)は正反対の方向へ跳ぶ。
羽鳥は「いや~、すごいですね。ぜひロンドン五輪で注目しなくては」
長嶋一茂(スポーツキャスター)「野球やサッカーの選手は試合中に止まっていられるが、バドミントンは止まる時がない。1試合当たりの消費エネルギーは一番でしょうね」
野球選手時代はプレー中に結構休んでいたのかもしれないが、ポイントちゃんと見ている。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト