「神から与えられた天職のような気がします」
そんな激務がきつくなった72歳の時、さすがに引退を考えた。「解放されて旅行でもして暮らそうと思った」という。しかし、ある講演を聞いていて気持ちが変わったという。
「『本当に何もせんと、赤ちゃんとお母さんの力でこの世に誕生した子どもはものすごく違うんですよ』って、『どうぞ1年に一人でもいいから目のキラキラ輝く子どもをこの世に取り上げて下さい』って。神から与えられた天職のような気がしました」
司会の羽鳥慎一は「いや~素晴らしい」と感激している。タレントの松尾貴史は「元気でいられるのは4000回も感動していられるからでしょうかね」
このおばあちゃんの助けで、健康な母体から元気な赤ちゃんを産みたい。男にはできないが、そんな気にさせるおばあちゃん助産師だった。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト