「歴史的スクープ」「世界的スクープ」「世界初」――。「とくダネ!」がデーブ・スペクターpresentsの芸能コーナーで仰々しく報じたのは、生まれてすぐに視力を失ったとされる歌手のスティーヴィー・ワンダーが、最新の視力回復術を受けるかもしれないとの情報である。
眼球に高性能マイクロチップ埋め込み
デーブが言うには、なんでも最近の視力回復法で、眼球に高性能のマイクロチップを埋め込むなどして目を見えるようにするものがあるという。まだ研究段階ではあるが、英国で手術例が2例あり、数十年間の間、目が見えなかった人が大きいモノ、明かりなどが見えるようになった。ただしスティーヴィーのような、ほぼ生まれつき盲目の人の術例はまだないという。
その視力回復の関連施設をスティーヴィーが訪れていたことがわかったそうである。ただデーブは「(スティーヴィーが)施設にいたのは45分間で、もちろん相談しただけだろう。病院側からはウラが取れてないが、ちょっと受けてみようかと思ってるんじゃないか」と話し、「スクープ」と呼ぶにはかなりトーンダウン。
どうやらスティーヴィー側からもウラは取れてないようだが、はたして「I'm wondering」といった程度なのか、それとも話は進んでいるのか。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト