国交省の監査そのものが抜け穴だらけ
国谷「2年前に、1日の運転距離限度670キロメートルを総務省が見直すとしていましたが、まだ見直し作業が始まっていないのはなぜでしょうか」
安部教授「監査は安全対策の入口ではありません。監査体制そのものを見直さないと高速バスの安全管理は保たれません」
バス運行会社は規制の抜け穴を探し、事故が起きて規制が強化されると、また抜け穴探しというイタチごっこということなのだろう。小泉改革で緩めた「届出制」を「認可制」に戻し、悪質な業者はつぶすことも必要なのではないか。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2012年5月7日放送「検証 高速ツアーバス事故」)