22歳塗装工「誰かに追われているような気持ちになった」
警察の調べに対し、「脱法ハーブを吸い、誰かに追われているような気持ちになった。当て逃げをして無茶苦茶してしまったが、おばあさんをひいた記憶はない」と供述しているという。アナウンサーの井上貴博が「脱法ハーブを吸っていたということですが」と取材キャスターの米田やすみに聞く。
米田「脱法ハーブとは幻覚作用をもたらすハーブです。化学物質を混ぜたハーブで、吸うことは法に触れるということですが、観賞用、お香として販売されているので、お店で簡単に入手できます。厚生労働省では薬事法を改正して規制を検討しています」
コメンテーターの杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)がそれに加えて、「薬事法上の禁止薬物は指定されているが、それと似た成分のものをつくって合法と称して売っている。それを指定すると、また別の似たような成分のものをつくる。イタチごっこです。それで、似た化学物質のものは一括して規制する包括規制の方向にいま向かおうとしています」と解説する。
ともあれ、車は凶器だ。居眠りであれ、飲酒であれ、薬物症状であれ、大きな事故に結びつく。繰り返し訴えるほかない。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト