「高速バス惨事・河野運転手」より重い危険運転致死傷罪に問えるか

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事故大きくした高速道路の盲点

   今回のバス事故には3つの盲点があったと指摘するのは、高速バスの安全対策に詳しいモータージャーナリストの多賀まりおさんだ。「防音壁の高さは約3.34メートル。バスの高さはそれよりも数十センチ高かった。もし防音壁がバスよりも高かったら、バスははね飛ばされて防音壁がバスの車体に食い込むことはなかったと思われます。

   また、ガードレールと防音壁の継ぎ目に約10センチの隙間があり、この隙間にバスが飛び込んでいくような形で事故が起きたようです。路肩の緊急避難地域を確保する白線に、踏むと小さな振動が起こって音が出る居眠り防止措置は施されていませんでした」

   みの「助かった乗客の話では、運転手は何度もカーナビを覗き込みながら運転していたという。道に迷いながら運転していたのでは」

   河野はツアー会社から指示されていた北陸道から上信越道に入るルートではなく、遠回りとなる関越道ルートを走っていた。分岐点を見落として通り過ぎた可能性が考えられ、すでにその時点で朦朧としていたのではないだろうか。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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