新緑のシーズンを迎えた軽井沢であるウワサが飛び交っているという。世界長者番付2位、資産6兆円といわれるビル・ゲイツ(マイクロソフト会長)が、超豪華別荘を建築中というのだ。リポーターが地元で聞いてみると、「公然の秘密みたい」「アメリカで2番目のお金持ちが来るって」と持ちきりだった。
地上1階地下3階の回廊式の和風建築
さっそく建築中の現場へ向かった。タクシーのドライバーによると、「西武グループの堤さんが切り開いて分譲した場所で、大手企業の保養所もあるところ」という。現場に到着すると、林に囲まれた広大な土地をクレーン車やショベルカーが動き造成中だった。
どんな豪華別荘が建つのか。番組が入手した完成予想図を見ると、敷地は8000坪で5面のサッカー場がスッポリ入る大きさ。ここに総工費80億円で地上1階地下3階の回廊式の和風建築を建てるという。日本庭園は京都の庭師を呼んでつくられ、和風の京風露天風呂には近くの温泉から湯を運んできて、きょうは草津温泉、あすは万座温泉ということになるらしい。
マイクロソフト「担当者が後で説明」と言いながら梨のつぶて
建築主とされる会社の住所が入っているビルに行ってみると、そこには別の会社の名前があった。小松靖アナが得意の英語でマイクロソフト本社へ電話取材したが、答えは「担当者から後ほど」という返事をもらっただけ。結局、噂の真相は掴めなかった。
司会の羽鳥慎一「世界中どこに建ってもいいのに、軽井沢を選んだというのが嬉しいというか…」
コメンテーターの宮田佳代子(城西国際大非常勤講師)は「ビル・ゲイツさんというと資産家ですが、倹約家という話も聞いたことがあります。部下がホテルの大きな部屋を用意したところ、『ホテルなんて、寝られてネットがつながれば十分』と言われたといいます」とエピソードを披露する。
いくら資産がうなっていたとしても、これほど贅を尽くした別荘を建てられる日本企業や日本人金持ちがいるかとなると…。だからビル・ゲイツの名前が出てくるのだろうが、「モニバド」も「こんな噂が流れています」で終わらせないで、せめて個人用別荘なのか、ホテルなのかぐらいははっきりさせてほしかった。