美少女だと思ったら…いや、スウェーデンのビジュアル系YOHIO16歳「日本大好き」

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   白い肌、ブロンド、フリルいっぱいのお姫様コスチューム―文句のない美少女だ。ところが、カメラに向かって話す声は野太い。スウェーデンのビジュアル系バンドの美少年だった。なんと16歳。「きょうは忙しい中、取材にきてくれてアリガトございます。はじめまして、YOHIOでーす」と日本語であいさつする。歌も日本語で歌う。好きなものは、 と見せてくれたのが「ケロロ軍曹」「よつばと」ときた。

   「アニメを見て、一生懸命日本語を勉強した。日本のブログを読むのも勉強になる」とこれは英語。会話はまだまだだが、歌詞は日本語で書けるまでになったという。加えてギターのテクニックがすごい。「ヤング・ギター」の上田慎也編集長も「16歳であれでは末恐ろしい」というほどだ。

「GACKTさん知って14歳でバンド結成。日本語はケロロ軍曹で勉強」

   仕込んだのは父親のトミー・レーンさん(41)で、 ロックバンドのギタリストだ。YOHIOにいつも付き添っている。11歳の時から1日に7、8時間ものレッスンを課したが、「私がやれと言わなくても、自分から練習していた」。そして出会ったのが「GACKTさんです」という。「いままで見たこともないものだったからびっくりした」

   14歳でビジュアル系バンドを結成して「本場・日本」への思いを募らせる。演奏風景をネットで公開したのが日本の音楽関係者の目に止まり、日本でのメジャー・デビューが決まった。日本へ来て、行きたい場所が「メイド・カフェ」というので、番組が連れて行った。いやあ、 ノリノリで「スウェーデンではこんな体験できない」と一緒に踊ったりして大喜び。「日本のビジュアル系の一員だと実感した」そうだ。

   YOHIOがスタジオに登場した。どう見ても少女だが、きちっとギターを握る。ビジュアルのメンバーと一緒に自作の「SKY LIMIT」を歌った。立派な日本語。しかも早弾きまでしっかりと披露した。こいつはすごい。

   キャスターのテリー伊藤「ギターがムチャクチャすごいね」

   終わって父親のレーンさんも顔を出したが、こちらはビジュアルじゃなく、長髪でハード・ ロック風だ。「息子は才能があっていい」と満足げである。

   司会の加藤浩次にうながされて、カメラに向かって日本語で「はじめまして、YOHIOです。えーと、きのうデビューアルバムが発売されました。ぜひ買って下さい」としっかり話した。すごい16歳 が現れた。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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