何とも凄惨な事故だ。きのう23日(2012年4月)、京都府亀岡市で無免許の少年(18)の運転する軽乗用車が通学途中の小学生と保護者の列に突っ込み、妊娠中の保護者と小学生が死亡、2人が重体、6人が重軽傷を負った。少年は自動車運転過失傷害の疑いで、同乗していた少年2人も無免許運転ほう助の疑いでそれぞれ逮捕された。少年は1晩中、車で走っていて居眠りをしていたという。
以前にもバイク無免許で摘発
アナウンサーの加藤シルビアが容疑について、運転していた少年は自動車運転過失致死傷に切り替えられ、無免許運転と合わせ計8年以下の懲役、同乗の少年2人は6か月以下の懲役の可能性があると説明する。
司会のみのもんた「保護者の方には7か月の赤ちゃんがいた。赤ちゃんも含め3人が亡くなった。それでも過失ですか」
コメンテーターの杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)「実態としては殺人です。しかも、この少年は以前にもバイクの無免許で摘発されている」
みの「気持ちはどこへ持っていったらいいのでしょう」
三屋裕子(スポーツプロデューサー)「ご家族のことを思うと、言葉はないですよね。本当に罪深い事件です」
みの「3人の命が奪われて懲役8年以下といわれたのでは、個人的には堪らないですね」
危険運転致死傷罪適用難しく「長くて服役5年」
逮捕されたのは18歳の少年なので、まず家庭裁判所で審判が下され、悪質と判断されると裁判が行われる。弁護士の若狭勝に聞くと「飲酒運転や過度の速度違反ではないので、危険運転致死傷罪の適用は難しい。現実的に考えると5年前後の服役が考えられる」という。
みのは「未成年という言葉がよく出ますが、思慮分別のある18歳になって、しかも過去に摘発されていて、無免許で居眠りで、これは相当厳しく考えなければいけないんじゃないですか」と腑に落ちない口ぶりだった。