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石川遼パパは息子の彼女お嫌い…「あれは本当の姿なのか」

   現代の「石川遼の『婚約』家族はこう考えている」を挙げておく。父・勝美のインタビューが掲載されている。これを読むと、勝美の危機感や焦燥感がうかがえる。中でも今回の婚約について、両親に相談することなく2人だけで出した結論だったことに、苛立ちを隠せないようである。

   遼の婚約が早いからといって心配はしていないといいながら、「本当に遼が彼女と結婚するのかも分からないし、たとえ結婚せず別れたとしても『どうしたんだ?』と聞くことはないでしょう。(中略)彼女のことだって、いまは『いい子だな』と思っていますよ。でも、それが本当の姿なのか断言する自信はない」と語っている。これを彼女が読んだらどう思うだろうか。

   結婚をするということは親離れすることである。掌中の玉がどこの誰かわからない女に奪われ、捨てていかれるのではないかという焦りが、記者たちへの傲慢な態度や暴力につながっているのではないのか。どこにでもある父と息子の葛藤の物語ではあるが、いつの時代も子離れできない親ほど哀れなものはない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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