この頃、「とくダネ!」がゴリ押しなのは、尖閣諸島にダルビッシュ。MLBテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手の登板3戦目はついにナマ中継となり、番組の半分は野球中継になった印象である。さらには、ダルビッシュの弟で俳優のKENTAをゲストとしてスタジオに招くという力の入れよう。
兄には似ず、「野球はあまり好きじゃない。サッカーのほうが好き」と言う弟だが、初登板は現地観戦し、ツイッターでやりとりするなど、兄とその野球には詳しいようで、メジャーに行った兄の「変化」を激白していた。
「メジャーに行ってから性格や生活すごく変わった」
投球面では、移籍以来、四球を連発するなどコントロールに苦しむ場面が目につくが、KENTAはその理由のひとつとして「ボールの違い」をあげた。本人が「ボールが抜ける」と話したそうだ。
兄の性格や生活にも変化があったという。「すごくフレンドリーというか、自分からチームメイトに話しかける姿は日本では見たことがなかった」。食事でファストフードを普通に口にしていたが、これもめずらしいことだそうな。
また、納得できない投球をした翌日などは「自分の世界に入ってしまう」ことが多いのだが、出来の悪かったメジャー初登板の翌日に、KENTAを有酸素トレーニングに誘うなど、普段と様子が変わらなかったのも、変わったところだという。
ところで、なんだかんだ言ってるけど、みんなおカネのことが聞きたいんだろ?――と言いたげな番組司会の小倉智昭は、イヤらしくリアルに聞いた。「(ダルビッシュが)契約金たくさんもらったって話だけど、弟のところにはなんか回ってくるの?」
弟はさわやかに即答した。「一切、ゼロです」