23区取り囲む大火災―都心密集地は火の海
地震とともに火災が発生する。被害想定の地図を見ると、23区を取り囲むように火の手が上がる。その中の人たちを救出するためにどう中に入っていくか。そして、その人たちをどうやって外に出すのか。すべて戦略的に考えなければいけない。
みのが東京の密集地の空中写真をみながら、さらに聞く。「ここが火の海になり、瓦礫の山になる。どうすればいいでしょうか」
渡辺「従来の発想では太刀打ちできません。避難所から、いったんどこかへ疎開をするということを本気で考えなくてはならない。疎開は関東大震災や空襲の時もありました。そういうダイナミックな発想が必要です」。
みの「今から疎開先を考えておかねばなりませんね」
今度は東北など東日本大震災の被災地に助けをお願いすることになるかもしれない。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト