何もしてこなかった政府に一石
東京都が購入するのは5島のうち魚釣島、北小島、南小島の3島で、都議会で審議して年内に契約を履行したいとしている。都が購入というわけだから、都民の税金が使われることになる。領有権を主張し攻勢をかける中国に対し、何もしてこなかった民主党政権に不満が高まっていることも事実だが、さて都民がすんなり納得するのかどうか。さらに、「都が尖閣諸島を守る」といってもどう守るのか。
スタジオでは、「ワーッ、都が買うんですって?」(司会の羽鳥慎一)、「(行政上)都になるんですかね」(金メダリストの清水宏保)、「中国はどうなるのですかねえ」(宮田佳代子元テレビ朝日キャスター)と疑問が噴出した。舘野晴彦(月刊『ゲーテ』編集長)は「ほんとに驚いた。中国にやられっぱなしで、島に人を住まわせるべきだという意見もありましたが、結局何もしなかった。業を煮やしたということでしょう。一石を投じますね、これは」と、期待半分、不安半分といったところだ。
東京都が島をどう守るのかについては、そこまで議論が至らなかったが、ぜひ石原知事に聞きたいところだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト